心に余裕がある人の意外な考え方3選】 6/22 00:16 UP
1.「無いものが有る」と喜ぶ
心に余裕がある人の意外な考え方の一つ目は、「無いものが有る」と喜ぶことです。
「あれもない、これもない」と、ないことに文句を言う人がいます。一方、心に余裕がある人は、「自分が手に入れていないものが存在する」「いつかこれが手に入る」「まだ知らないことがある」と、喜ぶことができるのです。
「未在」という言葉は、禅語で「未だ此処に在らず」という意味。インドでの数学の画期的な発明である「ゼロ」は、「無い」ではなくて「ゼロが有る」ということです。
まだ知らないこと、できないことがたくさんあるということは、言ってみれば伸びしろだらけ。手に入れる楽しみでいっぱいです。そう考えたら、軽やかな気持ちになれそうですね。
2.生産性以外にも目を向ける
心に余裕がある人の意外な考え方の二つ目は、生産性以外にも目を向けることです。
あなたは、「上司の段取りが悪い」「お店の段取りがなってない」と、イライラすることがありますか?実は、時間で価値を生み出す「生産性」の発想が生まれたのは、産業革命以降です。私たち人間が、少し前まで「段取りよく早くすることが重要」という価値観を持っていなかったなんて、信じられませんよね。
心に余裕がある人は、生産性以外の価値観にも、目を向けることができます。のんびり屋の上司は、職場の忙しない雰囲気を和らげていたり、マイペースな店主は、効率は悪くても丁寧な接客が人気だったりするのでしょう。
生産性以外に評価できるところを見出せるようになったら、それほどイライラすることもなくなって、大人の余裕を醸し出すのかもしれません。
日ごろから、生産性以外のいいところ、美しいもの、よきことを見つける習慣を身につけたいものです。
3.弱点は克服しない
心に余裕がある人の意外な考え方の三つ目は、弱点は克服しないことです。
たとえば、「人に優しい」というのは、長所のようですが、弱点になることもあるでしょう。アニメのヒーローは優しいので、倒した敵を許してしまい、敵が生き延びます。その結果、再びトラブルになるのです。視聴者は「言わんこっちゃない」と思いつつ、「だけど、いいヤツだな」と、ヒーローを愛し続けます。
また、「人を信じる」ことも弱点になりがち。信じて裏切られたり、だまされたりする可能性があるからです。
とはいえ、誰も信じない人は、誰からも愛されないでしょう。弱点をすべて克服して完璧になれたとしても、誰にも愛されないのは嫌ですよね。
心に余裕がある人には、人に愛される強さとしなやかさがあります。そして、そういう人は、なんでも完璧にできる人ではなく、必ず弱点を持っています。
その弱点は、「朝が弱い」とか「猪突猛進でペース配分できない」とか、意外としょうもないことだったりするのです(笑)
あなたが自分の短所だと思っていることも、もしかすると、愛すべき弱点なのかもしれませんね。