完熟ばなな八王子店りりぃです♥ 7/21 11:57 UP
このスーパーカミオカンデでニュートリノ振動を発見したことで、2015年に梶田隆章先生がノーベル賞を受賞されました。また、前身のカミオカンデでも、2002年に小柴昌俊先生が同賞を受賞。ニュートリノ研究において、世界をリードし続けています。
◎そもそもニュートリノって?
ニュートリノはどこにあるの?
今この瞬間にも
私たちの体を通り抜けています。
ニュートリノは一つひとつは小さいですが、粒子の数としては宇宙で光の次に最も多く、太陽や星からたくさん地球に降り注ぎます。また、宇宙から降り注ぐ放射線(宇宙線)に地球上の大気がぶつかることによってもニュートリノは生じます(あとはバナナなどのカリウムを含む食品からも!)。ニュートリノはあまりにも小さく、電気や磁力(電磁気力)にも反応しないので、地球さえもやすやすと通り抜けてしまいます。ですので降り注ぐだけでなく、地球の裏側から私たちの足元、そして空へと通り抜けていくものもあります。太陽から来るニュートリノは、1秒間に数百兆個も私たちの体を通り抜けています。
◎そもそも
原子よりも小さい素粒子たちを
どうやって観測するの?
電気をもった粒子なら、その飛跡を確認することができます。
原子であれば電子顕微鏡で見ることができますが、もっともっと小さい素粒子になると、基本的にその姿を直接見ることは困難です。そこで、一般的には電気をもった粒子(荷電粒子)が飛来したときに生じる放射線や他の物質との相互作用を観察することになります。しかし、ニュートリノは電気的に中性のため、さらに観測が難しくなります。これもニュートリノが「幽霊粒子」と呼ばれる理由のひとつです。