読み終わった本#17 11/19 12:16 UP
「たおやかに輪をえがいて」
窪美澄
結婚20年、
大学生の娘がいる主婦が主人公。
無口で仕事人間の夫のクローゼットから、
風俗のポイントカードを
見つけてしまい……というお話。
やがて主人公が、妻でもなく母でもなく
一人の人間として歩き始めます。
印象に残った言葉
「才能がないと生きていちゃいけないの?
何か特別なことをしなくちゃ、
人は生きていたらだめなのかな?
世間から脚光を浴びたり、
ミラーボールみたいに
ぴかぴかに輝いている人ばかりじゃ
ないんだよ。
悩んでても、恥ずかしくても、
自分のことを卑下したりしない。
みんな真剣で、
一生懸命で、
自分の人生を生きてる。」
なるみ