( @ ̄⊃ ̄@;) トナカイ・サワ の 憂鬱 12/17 18:55 UP
先日
トナカイ仲間と かくれんぼをした時
…サンタさんの納谷に隠れたのが いけませんでした。
夏に使った扇風機
しばらく使ってない農具
工具 ガラクタ…
それらに混じって
片隅に置いてあった1つの箱。
(トナカイに見えんけど)
↓トナカイ・サワ
∬ ∬
( @ ̄⊃ ̄@;)
トナカイの直感… でしょうか
私は その箱が気になって仕方ありませんでした。
遠くから聞こえる仲間の
「もぅ いいかーーーい」の声
を 無視して
私は箱に噛みつきました。
前足を使って 箱の中身を転がす。
箱から出てきたのは
自分が想像していた
『出てきて欲しくないもの』の中で 最悪なものでした。
……ヘッドライト。
💫
先月
ジャパネットたかた を、熱心に観ているサンタさんを見た時から
一抹の不安は ありました。
でも
まさか
……本当に これを買うなんて……
…………。
∬ ∬
||| ( @ ̄⊃ ̄@) |||
私とサンタさんとの信頼関係が 音を立てて崩れてゆく…
…………ゎ
私の鼻では
夜道を照らせないという事かっ‼️
ーーーーーー‼️
∬ ∬
( 。≧⊃≦。)
私はヘッドライトを くわえて外に出ました。
「ぁ! サワ何やってんの!?」
かくれんぼの鬼の声が聞こえましたが
私の口元を見ると 、すぐに絶句
私はサンタさんの元へ向かった。
庭を回り
暖炉の前で 揺り椅子で 寛いでいるサンタさんを見つけると
窓越しにサンタさんが私に気付き
椅子から下りて 窓を開け
「ほっほぅ サワ、どうしたのだ?」
私はサンタさんの前にヘッドライトを置きました。
∬∬ ………。
(  ̄⊃) 🎅
💫
「……見つけてしまったのか。」
寂しそうなサンタさんの顔
「今年は、このヘッドライトを点けてプレゼントを配ろうと思っている。」
予想してましたが …ショックでした。
ぁぁ……
シッポをなでる夜風が冷たい……
「前から言おうと思っていたが …サワ
お前の鼻は
言うほど夜道を照らしておらん。
確かに…
確かに お前の鼻は赤いが、発光しているわけじゃない
夜道を照らすには暗すぎる。
その上 最近は星も見えにくく、夜道は ますます暗い
お前には悪いが
今年は このヘッドライトを使わせてもらうよ。」
∬∬
( ゚⊃)
∬∬
( ;⊃)
∬∬
( T⊃)
💧
💧
…私は泣いた
涙は出ないが
グゥグゥと喉を鳴らす
慟哭
それは獣の悲しい慟哭
自分の不甲斐なさに力の限り泣(鳴)いた
サンタさんが庭に下りてくる
「………ごめんな。」
小さく そう言って、私を抱きしめた
「でもな… 聞いてくれ サワ。
見ての通り、ワシは高齢だ。
乗り物… 乗り物はな
お前達でなきゃ ダメなんだよ。」
「!!?」
「高齢のワシが操縦出来るのは
ずっと 一緒だった ………お前達だ」
∬ ∬
。゜✨。 (´;⊃;`)゜。✨゜
゜。✨゜ 🎅゜。✨゜
サンタさんを 見つめるサワ
サワを見つめる サンタさん
「……サワ……」
「……サンタさん………」
……ぶちゅ❤️
(めでたし めでたし♪)
と
物語、夢中でスマホ打ってたら
降りる駅、通り過ぎるとこでした。 タハ~~💦
明日
デートの お約束下さったTさん
m(__)m 有難うございます!
寒いとダンゴっ鼻が赤くなる
リアル赤鼻の自分ですが
どうか宜しくお願い致します
∬ ∬
( *^⊃^*)ノ"
プレゼントと一緒に
温かい気持ちも……ね❤️