高尾せなのTune of the Day?vol.83 12/22 02:01 UP
今日はTWICE
「Strategy (feat. Megan Thee Stallion)」♡
結局、どちらの恋も直ぐに手放して一人になってしまう前日に、、♡♡
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38歳の彼が適当に見つけて入ったラブホテルのベッドの上で、27歳の私の体は身動きが取れずに悶えている。彼の筋肉質な胸板に細い体を押し潰されて、密着した体と体は汗ばむ。
「……22歳の奴と俺、どっちが良いの?」
不意に言われた言葉に驚いて目を開けると、私の顔の直ぐ上で彼が熱い吐息を零している。
この人は、体と体を密着させて全く離そうとしない。それが趣味なのか、処女が好きと言った彼の不慣れな女を安心させるためのやり方なのか、全然分からない。
私の瞳が右上の天井を見つめて、年下の男の子と過ごしたプラトニックな夜を思い出している。
「……22歳の奴と、どっちが良かった?」
下半身から凄まじい快楽が昇って来て、目を開けられていられない。年下の男の子と過ごした稚拙でピュアな時間の一つ一つが、その快楽に負かされて行く。
「あっちの、男の子の、っ方が良かったよ……」
嘘だけど本当のことを呟くと、彼の腰の動きが加速する。喘ぎ声を堪えることが出来ない。
22歳の男の子にTシャツを借りて泊まった夜、
コンビニで買ったサンドイッチとハーゲンダッツを一緒に食べた。絶対にエッチしないと強がられて、ただキスだけを繰り返していた。
明け方になるまで、ずっと微笑い合っていた……
「せなちゃんは、若い男の方が良いん…?」
「…うん、そうだ、よ…っ」
目尻からいくつも涙を零して喘いでいると、自分が悦んでいるのか泣いているのか分からない。激しく突かれていると、意識が朦朧として何も思い出せなくなって行く…。
自分にも性欲があることを初めて認めさせられているみたい。
強がったり、彼を詰って快楽から逃げ出そうとしても、腰が、彼の腰に押し潰されて一つも動けない。抗っても無駄かも知れない…と気を抜くと、その隙間に規則的なストロークが次々と注がれて逃げられなくなって行く。
「もっと突いて良い?
せなちゃん…俺のことだけ考えて……」
激しいピストンの動き、ねっとりと私の唇を舐め回す唇に、段々と心までされるが儘になって行くみたい。
俺のこと、だけなんて意地でも考えないと頭の片隅で強く思う。私のことなんて何も分かっていないくせに、独占欲を発揮させて、私を閉じ込めようとするのが気に入らない。
「…せなちゃん、俺に本気になって…、俺を本気で好きになって。
いっぱい、ずっと突いてあげるから…………」
忘れさせられたくなくて、こんなに涙が出るのかも知れない。なのに忘れたくて、肌を重ねてしまうのかも知れない。気持ち良さで、喘ぎ声が止まらない……
ペニスや腰の動きで何とかしようなんて許さない。私は、こんなので好きになったりしない。何もなくたって、心一つで人を好きになる、どんなに大人になっても。
「せなちゃん…、せなちゃんがイクまで、絶対、離さん…
ずっと抱き締めてあげる……」
ベッドにまた派手に押し倒されて、股間を強く押し付けられる。
自分は何も動いていないのに、一緒に汗を掻いて、浅い呼吸の中にいる。私の乳房が、彼の胸板に押し潰され過ぎていて、胸が苦しくなって行く。
きつく抱き締められ過ぎて、拒んで厭がっていた両手さえ、動く力を失ってしまう。自分の性器から不埒なマゾヒズムが溢れているのを、シーツに伝うのを感じた瞬間に、終わらないこの快楽が好きで、好きで、たまらない気持ちに陥ってしまう。
もっと突いて欲しい…
壊れるまで。
⑅⃛⑅⃛⑅⃛ℒℴѵℯ⑅⃛⑅⃛⑅⃛♡