[お題]from:カンパリさん 8/18 07:31 UP

お題：好きなお酒はありますか？に回答♪

最近は全くといって良いほど嗜むことからも離れていますが…

割と色んなお酒好きです

昔はワインにハマり自宅にはワインセラーまであります

ここで蘊蓄
ワインのラベルによく書かれている「ドメーヌ」の文字
ほかにもシャトーやメゾン、ネゴシアンという言葉も見かけますが、これらはワイン生産者を指す言葉ですが、違いをご存知でしょうか？


ドメーヌとは、自らブドウの栽培、醸造、熟成、瓶詰めまでをおこなう、フランス・ブルゴーニュ地方の生産者のことです「ドメーヌ」という言葉は、フランス語で「所有地、区画、領域」を意味します

ブルゴーニュ地方の生産者は自分の畑を所有していますが、ほかの地方や他国の生産者に比べて敷地が狭く小規模です
わずかな土地でブドウを栽培しており、ひとつの畑に数十人の所有者がいることも少なくありません

ドメーヌの生産者が細かく分割された土地を所有しているのは、フランスの歴史が影響していますかつてブルゴーニュ地方の畑のほとんどは、教会や王侯貴族が所有していました

フランス革命後、その土地は政府が没収して民間に売却されましたが、民間の人々は畑を丸ごと購入できる資金がありませんでした
そのため、畑を分割して購入したのですさらにナポレオン法典により、親の財産は子供全員へ均等に相続することが義務付けられ、畑がより細分化されることになりました

このような歴史が、現在のドメーヌに見られる土地の特色につながっているのですひとつの畑を複数の生産者が所有するため、同じ畑で栽培されたブドウから作られたワインでも、生産者が異なると味わいが変わります

ドメーヌによる味の違いを楽しむことは、ブルゴーニュワインの醍醐味のひとつです

シャトーについては長くなりましたので、次回にお話し致します


︎ルリコ︎