東京都美術館 デ・キリコ展 8/24 15:00 UP
まもなく終了のデ・キリコ展に急いで行ってきました
形而上絵画派を興し、後のシュルレアリスムに大きな影響を与えたデ・キリコの本物 暑いけど見ておきたかったのです
まず会場がオシャレキリコの絵の中に入ったみたいな色合いとレイアウトでグッと引き込まれます
最初が肖像画コーナー、次がいよいよ形而上絵画!
キリコといったらこれ、の「バラ色の塔のあるイタリア広場」や「ヘクトルとアンドロマケ」が見られて大満足
でも形而上絵画の時代って1920年代なんですよね
90才まで生きたので、その後のほうが長いんです
前衛画家として名声を得たデ・キリコですが、1930年代から古典的な絵を描くように
「水浴する女(アルクメネの休息)」のようにルノワール風だったりエル・グレコぽかったり、180度の変わりぶり!
ここのコーナーも壁がバロック風の深い赤でガラッとイメージを変えてあり、演出がうまいです
そしてまた形而上絵画に戻ってくるのがおもしろい♪
新形而上絵画と呼ばれる作品群は、アンディ・ウォーホールらのポップアートにも影響を与えたのだとか
画風を大胆に変えた事により批判され、人気も初期ほどはなくなったりと苦労しつつも自分のやりたい事は曲げない!という強い意思を感じました
生きてるとどうしても日和ってしまいがちですが、この強さは見習いたいなー
そして恥ずかしながら知らなかったのですが、デ・キリコは彫刻や舞台美術も手掛けていたんです
これらがまたカッコいい!彫刻のミニチュアあったら欲しい
グッズもおしゃれな物が多くて物欲刺激されました 笑
29日までなので、興味ある方は急いでくださいね